WBC盛り上がっていますね!
自分もTVの前でワクワクドキドキしながら応援しています!
さて今回はWBCでも大活躍しているL.ヌートバー選手についてご紹介します。
人物紹介
MLB カージナルス所属
本名:ラーズ・テイラー=タツジ・ヌートバー(Lars Taylor-Tatsuji Nootbaar)
アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス郡エルセグンド出身のプロ野球選手(外野手)
右投左打
MLBのセントルイス・カージナルス所属
アメリカ人の父と日本人の母を持つハーフで、榎田 達治(えのきだ たつじ)の日本名を持っています。
日本での愛称は「たっちゃん」。
経歴
高校時代は野球とアメフトをプレー。
2018年
MLBドラフト8巡目(全体243位)でセントルイス・カージナルスから指名され、プロ入りしました。
契約後、傘下のA-級ステート・カレッジ・スパイクスでプロデビュー。56試合に出場して打率. 227、2本塁打、26打点、2盗塁を記録しました。
2019年
A級ピオリア・チーフス、A+級パームビーチ・カージナルス、AA級スプリングフィールド・カージナルスでプレーし、3球団合計で101試合に出場して打率.264、7本塁打、38打点、4盗塁を記録しました。
2020年
新型コロナウイルスの影響でマイナーリーグの試合が開催されなかったため、公式戦の出場はありませんでした。
2021年
5月のマイナーリーグ開幕からAAA級メンフィス・レッドバーズでプレーし、6月22日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りしました。メジャーデビューとなった同日のデトロイト・タイガース戦では「9番・左翼手」で先発出場して3打数無安打だったが、犠飛でメジャー初打点を記録しました。この年メジャーでは58試合に出場して打率.239、5本塁打、15打点、2盗塁を記録しています。
2022年
主にライトでの起用が続き、メジャーで108試合に出場して打率.228、14本塁打、40打点を記録しました。出塁率・長打率・OPSはMLB平均を上回る数値を残しています。12月23日に、「第5回WBC日本代表」の最終候補にリストアップされていることが報じられました。
日本代表になったことはヌートバー選手にとって、大きな喜びだったそうです。
母 久美子さんは、「シーズン終わってから、(大谷選手の)通訳の水原一平さんから電話やメールが来て、興味があるか?と聞かれ、ラーズは興味あると即答しました」「ラーズ本人もうれしいんですけど、なるべく抑えていました。抑えめに言っているんですけど、顔はもうニコニコしていました。とNHKのインタビューで答えています。
家族
父のチャーリー(Charlie)はオランダ系アメリカ人、母の久美子(Kumiko Enokida)は埼玉県東松山市出身の日本人です。日本名は「達治」で、祖父の名前にちなんでいます。父方の曽祖父は実業家のハーバート。
父親は大学在学中に日本語を学び、日本へ語学留学した経験もあります。2006年に、日米親善高校野球大会でアメリカを訪れた日本代表選手の船橋悠(当時、早稲田実業高校)、塩澤佑太(当時、帝京高校)をヌートバー家でホームステイさせた際、ラーズは田中将大選手や斎藤佑樹選手と写真を撮ってもらっています。この経験から幼少期より日本代表としてWBCに出場することを夢見ていたそうです。
3人兄弟の末っ子で、姉と兄は母の郷里である埼玉県で生まれています。兄のナイジェルはかつてオリオールズ傘下の1Aでリリーフ投手でした。なお、ラーズはアメリカ生まれであり、日本での生活経験はありません。
エピソード
日本語については、ほとんど話すことができません。しかし、食事に関しては幼少期から朝食に「納豆ご飯」や「梅干し」を食し、ワサビなども好んで食べているため日本食には馴染みがあるそうです。 母親が日本人である影響から、自宅玄関では靴を脱ぐ習慣があります。
アメリカでは「ヌート」の愛称で親しまれ、日本ではミドルネームの「タツジ」やそれにちなんだ「たっちゃん」と呼ばれています。初参加となった2023年の日本代表では強化試合初戦の練習でチームメイトが胸に「JAPAN」、背中にアメリカ国旗と日本国旗に加え、「たっちゃん」の文字が記された通称『たっちゃんTシャツ』を着用し、ヌートバーを歓迎しています。
日本代表応援団はヌートバーのWBC日本代表選出に伴い、日本球界に在籍したことのない選手に対して初めて応援歌を作成しました(コールはミドルネームの「タツジ」)。なお、当初はチャンステーマにも使われている「スーパースター」や「野球場へゆこう」からの流用が検討されていましたが、ファンの反対の声を受けて新たに野手汎用応援歌として作成されました。
ペッパーミルパフォーマンス
WBCの日本代表メンバーである大谷翔平選手は、3月6日の強化試合でホームランを打った後に、両手を上下に合わせて回すような仕草を見せました。
これは「ペッパーミルパフォーマンス(コショウ挽き)」と呼ばれ、元々ヌートバー選手がカージナルスでやっていたものです。
セントルイス・ポスト・ディスパッチによると、カージナルスで「次から次へとバッターたちが打席を回し、ランナーを進めて点数を重ねる」ことを意味するパフォーマンスとして生まれたそうです。
そして、ヌートバー選手がチームメートから誕生日プレゼントとしてもらった大きなコショウ挽きをベンチに持ち込んで、このペッパーミルパフォーマンスをすると話題になりました。
侍ジャパンでもこのパフォーマンスが広まったことについて、ヌートバー選手は「ヒットが出た時に、喜ぶ方法を考えていたんです」とMLBのマイケル・クレア記者に説明しています。
「なかなか思いつかなかったのですが(大谷選手が)『まず最初に出塁した時に何かして、それに続こう』と提案し、そして私が最初のイニングでヒットを打ち、コショウ挽きをしました」
選手としても人柄もとても素晴らしい選手ですね!
今後の試合も期待して応援しましょう!
コメント